「われらの歪んだ英雄」(1992)

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家族の事情で大都会ソウルから田舎の小学校に転校したビョンテ。しかし彼が入ったクラスには、ソクテという絶対的権力を誇る級長が君臨しており、担任教師もそれを黙認していた。あまりにも理不尽に優遇されたソクテへの反発を試みるビョンテだったが、孤独な自分の無力を痛感し、ついにはソクテに屈服してしまう……。韓国を代表する俊英P・ジョンウォンが、小学校というコミュニティーの非情な上下関係をリアルに描いた異色作。イジメを扱ったドラマというより、ワイロなどがはびこる大人社会の実態を、子供たちに託して鋭く風刺した作品と見なすことができる。新任教師の“改革“によって哀れな運命をたどった“英雄“ソクテを回想する、30年後の主人公の複雑な心情もホロ苦く伝わる。

あらすじ

予備校教師のビョンテは小学校の恩師チェ先生の訃報を聞き、30年前のことに思いを馳せる。五年生のビョンテ(コ・ジョンイル)は、ソウルから地方の小学校に転校してきた。編入したクラスには級長のソクテ(ホン・ギョンイン)が君臨していた。同級生たちは食べ物を差し出し、試験の答案も代筆していた。ビョンテはあらゆる手段を講じてソクテへの服従に抵抗するが無駄に終わり、次第に彼の腹心の部下になることに心地よさを感じ始める。六年生になるとソクテの独裁ぶりに疑問を抱いた若い担任のキム先生(チェ・ミンシク)は、試験の代筆を見抜き、全員の前でソクテに体罰を与える。それから同級生たちは堰を切ったようにソクテを糾弾を始めるが、何故かビョンテはできなかった。その夜ソクテは学校に放火して姿を消した…。チェ先生の葬儀に参列するかつての同級生の中にソクテの姿はなかったが、大きな花輪だけが届けられる。 【キネマ旬報データベースより】
原題 OUR TWISTED HERO
製作年 1992年
製作国 韓国
配給 オフィスサンマルサン=アジア映画社
上映時間 119
公開日 1997年6月14日(土)公開
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