「傷だらけの天使〈1997年〉」(1997)

【DVD発売中】

80点80
1970年代の同名TVシリーズをモチーフに、アウトロー・コンビの気ままなみちのく旅行を綴るロード・ムービー。横田基地の近くにオンボロ探偵事務所を構える木田満が、死に際のヤクザから一人息子、蛍を母親のもとに連れていってほしいと頼まれる。八戸に向かう途中、満の相棒、久も車で駆けつけるが、ようやく会えた母親はケンもほろろで、怒った満たちは大ゲンカを起こしてしまう。トレンチコートにサングラスという豊川悦司のファッションや人情もろいキャラクターがいい味を出しており、“カッコ悪く生きることのカッコ良さ“がじわりとにじみ出る。観光地的なスポットがまったく登場しない東北旅情も妙に心地よく、主人公がみちのくプロレスのリングに乱入するシーンが爆笑を誘う。

あらすじ

満と久は、行き当たりばったりの生活を送る探偵コンビ。久に愛想を尽かされ、とうとう事務所をたたむことになった満は、足立から最後の仕事を受け、シャブ絡みの調査のためにある雑居ビルに潜入する。ところが、そこでヤクザに襲われて瀕死の状態の倉井という男に出会ったことから、彼の幼い息子の蛍を別れた妻の元に届けることになってしまった。お人好しの満は蛍を連れて、一路岩手県宮古へと向かう。しかし、母親は青森に引っ越してしまった後で、ふたりは途中で合流した久とともに青森へ向かった。だが、ようやく会えた満の母・和江は、別の男との結婚を控えていて、蛍を引き取ることはできないと言う。いたたまれなくなった満と久は、蛍を父方の祖父が住む七戸へ連れていき、引き取ってもらうことにした。ひと仕事を終え、満と久は東京に戻ろうとするが、満は自分が一緒にいては迷惑がかかると、自ら久と別れることを決意する。その後、満は青森で知り合った東京の化粧品講習のインストラクターの英子と再会した。仕事にプライドを持っているキャリアウーマンの英子に、満はハートを熱くさせたが、その一方で恋愛に傷つき、いつまでもそれを引きずっている自分を変えようとしている彼女の気持ちを知り、また東京で会うことを約束して別れる。満のことが忘れられず、またしても彼を追ってきた久と一緒に、満は東京へ戻ることにしたが、その途中、満は倉井を襲ったヤクザの殺し屋に襲われてしまう。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1997年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 118
公開日 1997年4月19日(土)公開
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