「大統領のクリスマスツリー」(1996)

60点60
「RAMPO」に続く奥山和由プロデュースの監督第2作。ニューヨークに降り立った25歳の川端燐(きらり)は、これから始まる新しい生活への期待で胸をいっぱいにしていた。ニューヨークには、末期ガンと闘っている姉のキョウコ、ミュージカル女優を目指して留学中の妹の煌(あかり)が暮らしていた。燐は二人との再会を楽しみにしていたが、二人の間には壁ができ、またキョウコとその夫ハルキとの仲も冷えていた。燐はハルキへの想いを隠していたが、キョウコとハルキとの仲を戻したいと願っていた……。ニューヨークを舞台に描かれる、希望を胸に生きる男女のラブ・ストーリー。

あらすじ

きらりは照明デザインの勉強をするためにニューヨークへやってきた。きらりの妹・あかりはミュージカル女優を目指し、半年前からニューヨークでダンスのレッスンを受けている。姉のキョウコはマンハッタンで暮らすジャーナリストだが、末期ガンに冒され、残りわずかな命を最後の執筆のために燃やしていた。キョウコのアパートを訪ねたきらりは、キョウコの別れた夫・ハルキが今は銀行を辞めて、クラブでピアノを弾きながら暮らしていることを知った。ハルキに秘めた想いを抱いていたきらりは、キョウコの残り少ない時間をハルキとともに過ごさせてあげたいと考え、彼の居所を捜しあてる。きらりはふたりを再会させようとしたが、キョウコの病状はさらに進み、ハルキと再び会うことのないまま、自由の女神の背中が見える公園で、キョウコはひとり静かに息を引き取るのだった。あかりは女優への夢を新たに、恋人の遊寿とともにハリウッドへ旅立った。ハルキも、キョウコとの思い出の場所ワシントンでもう一度弁護士の道へ出直すために、ニューヨークを離れる。きらりは自分の気持ちをハルキに伝えることができずにいたが、キョウコが残したハルキへの深い愛のメッセージを偶然見つけ、自分の気持ちに正直に向かい合おうと決心した。きらりは、「12月24日の夜、大統領のクリスマスツリーの前で待っています」というメッセージをインターネットのメールに託す。イブの夜、降りしきる雪の中でじっと待っていたきらりの前にハルキが現れた。きらりはハルキと固く抱き合うと、何かをふっ切ったように、ひとりでその場を去っていった。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1996年
製作国 日本
配給 松竹=「大統領のクリスマスツリー」製作委員会
上映時間 106
公開日 1996年11月23日(土)公開
チケット 前売りチケットを購入する