「二重誘拐」(2004)

【DVD発売中】

44点44
ビジネスでの成功と家族に恵まれ、アメリカン・ドリームを体現したかのような主人公が、ひとりの平凡な男に誘拐され、極限状況に引きずり込まれていく……。ロバート・レッドフォードとウィレム・デフォーの2大実力派スターが火花を散らすサスペンス映画。そこに主人公の妻の存在を絡め、3人の愛憎や人生の皮肉を浮き彫りにする大人の味わいの心理劇だ。

あらすじ

ふたりの子供を成して、ピッツバーグにある豪華な邸宅で暮らすウェイン(ロバート・レッドフォード)とアイリーン(ヘレン・ミレン)のヘイズ夫妻。ひとりで車のレンタル・ビジネスを始めて成功を収めたウェインは、アメリカ人だったらだれもが憧れるアメリカン・ドリームを絵に描いたような人生を築き上げてきた。アイリーンは、そんな夫の夢を実現させようと、常にウェインをサポートしてきた理想の妻だった。だが最近ふたりの間には、何か冷たい雰囲気が流れていた。そんなある日、事件は起こる。邸宅から、ウェインが白昼に突如、アーノルド(ウィレム・デフォー)という男に誘拐された。その瞬間、後に残されたヘイズ家の生活は一変する。身代金が要求され、FBI捜査官レイ・フューラー(マット・クレイヴン)がヘイズ家にやってきて捜査に乗り出し、事件の背景が探り出される。尋問が続けられていくなかで、幸せに見えた家族の抱えたそれぞれの問題、秘められた関係がやがて明らかになってゆく…。一方、誘拐されたウェインと誘拐犯アーノルドの間にも、ある種の関係が生まれつつあった。最初は乱暴に誘拐を実行するが、ひとたび森に入ると、人質であるウェインの面倒をよくみるアーノルド。時間つぶしにどちらともなく会話を始め、最初は決まりきった内容だったが、次第にふたりの間に親しみの感情がわいてくる。有能なビジネスマンであると自らを誇りに思っていたウェインと、人生を踏み外し、失うものの何ひとつ持たない誘拐犯アーノルド。行動を共にする被害者と誘拐犯の関係が微妙に変化を見せ始めるそのとき、ウェインは自分の命と家族との再会を、交渉によって取り戻すことができるのか。ウェインを救出するために残された時間は、あとわずか。果たしてこの誘拐は、どんな結末を迎えるのか。 【キネマ旬報データベースより】
原題 THE CLEARING
製作年 2004年
製作国
配給 FOX
上映時間 91
公開日 2004年9月25日(土)公開
カテゴリ サスペンス/ミステリー
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