「いずれの森か青き海」(2003)

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40点40
『坂の上のマリア』の瀬木直貴監督が、故郷の三重県四日市を舞台に撮り上げたハート・ウォーミングな一篇。工業地帯に住む女子高生アオイは、外国のメールフレンドにある“嘘“をつき続けていた。次第にそれは、周囲の人々までをも巻き込んでいくが……。瀬木監督がこれまでも訴えかけてきた真の地域社会の在り方へ向けた想いは、本作にも強く根付いている。

あらすじ

コンビナートにほど近い、海沿いのエリア。ここに住む女子高生のアオイ(西村美紅)は、この街も、そして、自分自身の境遇も好きになれないでいた。幼い頃に両親が離婚し、自分を引き取った母を事故で失ったアオイは、母の弟のタカ(高野八誠)と暮らしている。唯一の理解者であるタカは地元で喫茶店を営み、ふたりは兄妹同然の関係だ。ある日、アオイは地元で撮影する映画の現地オーディションに、思い切って参加する。退屈な日常に何か変化が欲しかっただけだったのだが、意外にも合格。平凡な毎日に、何かが起こりそうな予感がする。そんななか、アオイの外国のメールフレンド、ターニャ(ドミニック・スティーブソン)から、アオイに会いに来日すると連絡を受け、アオイは動揺する。なぜかというと、アオイはターニャに、自分の住む街は、青い海に面した緑豊かなリゾート地のような街だと、ずっと嘘をついていたからだ。実際には、漁師町としてにぎわっていたのは昔の話。現在は埋立地ばかりが目につくさびれた地方都市にすぎない。やがてターニャが両親とともに来日し、アオイの住む町にやってきた。これまでアオイがターニャについていた「嘘」が、さまざまな波紋を巻き起す。さらに、タカが長年遠距離恋愛していた婚約者の住む東京に行ってしまうのではないか、という不安も浮かび上がってきた。混乱するなか、アオイの気持ちは揺れ動いていく。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 2003年
製作国 日本
配給 『いずれの森か青き海』製作上映委員会=映画「いずれの森か青き海」製作上映委員会
上映時間 90
公開日 2004年9月11日(土)公開
カテゴリ 人間ドラマ
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