「汚れた英雄」(1982)

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52点52
それまでプロデューサーだった角川春樹の監督第1回作品。原作はかなりの長編で内容的にもアクの強いものだったが、これをジゴロものに仕立て、全編を実にファッショナブルな感覚で映像化した。また日本映画始まって以来の本格的オートバイ・レース映画でもある。

あらすじ

全日本選手権ロードレース第8戦、メインレースの国際A級500cc決勝を迎え、SUGOのサーキットは興奮のるつぼと化している。北野晶夫と大木圭史の宿命の対決が始まろうとしていたのだ。晶夫が96点で1位、2位には連続チャンピオンを狙う大木、3位は若手の鹿島健がつけていた。いつものように晶夫が飛び出し、9周目にはコース・レコードを出す好調さだったがラストの直線で大木に抜かれ、一輪差で敗けた。敗因はマシーンの差、ファクトリー・チームの技術と組織の差だった。ともあれ、これで晶夫と大木が同点で、勝負は最終戦にもち込まれた。北野のプライベート・チーム〈KITANO〉は、メカニックの雨宮、かつてのライダー仲間・緒方、その妻でチーム・マネージャーのあずさ、その息子の和巳に支えられている。チームを維持する莫大な資金は、晶夫の美貌とセックス・テクニックによってパトロンとなっている国際的なデザイナー、斎藤京子、財閥の令嬢・御木本菜穂子が出しているがまだ世界を狙うには金がいる。晶夫は、折りから来日した、国際的なコングロマリットのオーナーのクリスティーン・アダムスに的をしぼった。彼女とはヨーロッパで知り合っていたが、パーティで再会、晶夫の誘惑に何なく陥落する。恋のライディングは着々と成果を上げたが、肝腎のマシーンの性能アップは思うように進んでいなかった。メカの雨宮は女の事で作業をスッポカした。その為、晶夫は雨宮を解雇、自ら徹夜でマシーンに取り組んだ。いよいよ決勝の時が来た。全日本選手権最終戦、国際A級500cc決勝レース。晶夫、大木、鹿島らが一斉に飛びだした。38周目、魔のヘアピンにさしかかる晶夫。ついに勝利の女神は晶夫に微笑んだ。 【キネマ旬報データベースより】
製作年 1982年
製作国 日本
配給 角川春樹事務所
上映時間 112
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